FABP2 is Involved in Intestinal α-Synuclein Pathologies
https://www.imrpress.com/journal/JIN/23/2/10.31083/j.jin2302044
Tomoki Sekimori, Kohji Fukunaga, Hideki Oizumi, Toru Baba, Tomoko Totsune, Atsushi Takeda, Takuya Sasaki, Ichiro Kawahata. FABP2 is Involved in Intestinal α-Synuclein Pathologies. J. Integr. Neurosci.2024, 23(2), 44. https://doi.org/10.31083/j.jin2302044
<著者> ※関森が筆頭著者
Tomoki Sekimori(関森 智紀)1, Kohji Fukunaga(福永 浩司)1, Hideki Oizumi(大泉 英樹)2, Toru Baba(馬場 徹)2, Tomoko Totsune(戸恒 智子)2, Atsushi Takeda(武田 篤)2, Takuya Sasaki(佐々木 拓哉)1, Ichiro Kawahata(川畑 伊知郎)1
1. Department of Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Tohoku University
(東北大学 大学院薬学研究科 薬理学分野)
2. Department of Neurology, National Hospital Organization Sendai Nishitaga Hospital
(国立病院機構 仙台西多賀病院 脳神経内科)
<内容>
私たちのこれまでの研究で、パーキンソン病やレビー小体型認知症などの疾患にへの関与を示してきた脂肪酸結合タンパク質(FABP)が、腸のα-Synuclein病理にも関与している可能性を示しました。マウス由来の初代培養腸管神経細胞に外部からα-Synucleinを取り込ませると、取り込まれたα-Synucleinは細胞内で腸型脂肪酸結合タンパク質(FABP2, I-FABP)の局在部位に集中していることを明らかにしました。また、パーキンソン病患者の血漿中のFABP2レベルは罹患期間の長さによって変動し、その変動は血漿中α-Synucleinレベルと相反するものであることを明らかにしました。そしてこの特徴を活かしてFABP2/α-Synuclein比という値を計算することでこの変動をより顕著に表せることを示しました。